「重版出来から考える、漫画の面白さの難しさ」
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3月20日土曜日。時刻は午後6時。
重版出来、めちゃくちゃ面白いわ。←ww
今、4巻を読んでいる所。
おもろい。
期待した3倍くらいおもろい。
・・・・・。
ただ・・・・。
そこら辺の、漫画の面白さの難しさについて今日は語ろうと思う。
「重版出来」はどんな作品か、分かりやすく言うとジャンプで連載されていた「バクマン。」っていう、少年が漫画家を目指す作品があるのだけれど、それの「編集側かつ女性誌版」と思ってもらえたら大体いいと思う。
特徴と言えるのはこれは女性誌漫画に多いけれど、特定の主人公を持たず(一応いるけど、主人公をメインに書くというよりは群像劇を描いている感じだと思う)な感じ。
漫画編集並びに漫画出版関係者また漫画家の群像劇を描いている感じ。
僕としては、バクマン。より面白い。
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ただ、そもそも漫画、また、漫画好きは何を求めているかを考えると、また、売れる漫画とは何かを考えると、これは重版出来に限らず、女性誌漫画って、少年誌と比べて売れにくいようなって、今回の漫画で改めて思った。
漫画好きは、漫画に何を求めているのか。
爆発的に売れる漫画とは何か。
僕が思うのは、それはキャラを非常に際立たせた漫画こそめちゃ売れる漫画であり、それはつまり、読者はキャラをキャラ化したい、もっと言うと「神化」したいと思っている。
日本で何故これほどまで漫画文化が栄えているかの理由として、日本人が特定の宗教をそれほど信仰せず、ある意味自分自身で神を描くことが出来る人が多いからである。
つまり、「依り」を、キャラ化、偶像化する。
なのでめちゃ売れる漫画とは、ストーリーどうこうより、こいつのこと考えると心ずっとドキドキしていられるというか、「キャラの神格化」「キャラの燃え化」が必要である、と。
面白い漫画のキャラのグッズ、欲しくなるじゃん。
キャラなんだよね、より燃えさせるのは。
その辺り、小説とかとだいぶ違うと思う。
ストーリーで魅せるのではなく、キャラを際立たせるために、読者にキャラをかなり愛してもらうためにキャラにストーリーを与える。
だからある意味、そういうキャラ神格化のためには、「バトル漫画」が一番手っ取り早いと思う。
主人公たちにいわば「きつい試練」や「強敵」をぶつからせることで、そのキャラにヒストリーandストーリー性を与える。
より大きな壁を主人公に与えることで、またそれを主人公に乗り越えさせることで、そのキャラに読者は惹かれていく。
なので、どちらかというと女性誌漫画より少年誌漫画の方が売れる。
キャラにより多くの試練を与え、キャラを際立たせることに特化しているから。
それはある意味、ジャンルを離れて、人気スポーツとかにも言えるかもしれない。
プロ野球とかめちゃ人気じゃん。
あれの場合、自分が応援しているチームが主人公側であり、応援してないチームが敵側になる。
サッカーのW杯とかもそうなる。
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(犬飼ユウ、だいぶ話下手だな。←ww)
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そういう意味で、重版出来はバクマンより面白いのだけれど、バクマンよりは売れないかなと思う。
(また話逸れるけど、女性誌漫画って中々その漫画単体では売れにくいと思う。ドラマとかされないと、中々メガヒットしない。その辺り、やはり漫画内で「空気」を作ることに力を入れていて、キャラを際立たせようという意識があまりないからだと思う。というか、バトル漫画やスポーツ漫画以外、大体そうかもしれない。キャラを際立たせるって、僕たちの生活のような日常的な漫画では結構難しくて、やっぱジャンプ漫画みたいな非日常バトル漫画の方が圧倒的にやりやすい。聖書とかも、非日常でしょ。)
バクマンよりも重版出来の方がすごく人間を描いていて、ドキュメンタリーが好きな僕としては面白いし、ちゃんと人に深みやヒストリーを持たせていて、上手い。
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ただ、キャラは読者に神格化されないよねっていう弱さ。
「漫画」というのを考えた時、買うとすれば、家の本棚に飾るじゃん。
それで、圧倒的に、読む時間より、本棚に飾る時間の方が長いじゃん。
それでふと本棚見たら、その漫画の主人公が浮かぶ漫画の方が強いんだよ。
強いから、グッズ化されるわけで、グッズになるぐらい、そのキャラが好きな読者がいるわけで・・・。
だから、漫画が売れるって、難しいよね。
いくらストーリーを魅せても、漫画的爆発はなかなか起こらない。(ストーリーを魅せることで爆発する漫画はある程度はあるが、それはドラマ化や社会の空気に上手くマッチした時とか。)
漫画的爆発は、キャラへの「集中」でおこることが多い。
そんな感じの、素人意見でした。←ww
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