「漫画のワンピースに対する苛立ち」
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4月11日日曜日。時刻は午後7時。
何か久しぶりに、昔のワンピースが最近読みたくなっている。
・・・・・。
そもそも、僕はそれほどワンピース信者ではない。
もうだいぶ長いことワンピースは連載している。
どの段階から述べていこうか・・・。
何か、10年ぐらい前から、ワンピースが世間的にどっと来た時期が確かあった。
それは連載的に言うと、エースを救い出す辺りだろうか。
内容どうこうより、例えば木村拓哉がワンピースが好きだと言い始めたり、また漫画の単行本がギネスに乗るぐらい辺り。
僕は中学生からジャンプを読み始めて、高校2年辺りで一度読まなくなって(読まなくなっても、例えばハンターハンターが連載してたらそれだけ立ち読みしてたりしていた。)、そして20代後半になってまたジャンプを読み始めた。
それで、中学~高校2年までジャンプを読んでいた時、それほどワンピースは興味がなかった。
何か、何だろう・・・、すごく王道を行き過ぎて、またすごく友情を賛美した感じで、お涙頂戴で、まあいいかなって。
ただ、20代中盤ぐらいで、世間的にワンピが注目されていて、もう一度ちゃんと読もうかなと思って、全部読み始めた。(ちなみに中学~高校2年の時もあまり興味がないといいながらちょこちょことは読んでいた。空島辺りで完全に読まなくなっていたけど)
それで、読んでみて、まあまあ面白かった。
やはりそれほど熱中する感じはなかったけど、まあ、漫画・エンターテインメントとして、すごくちゃんとしているなあって。
それで、今も一応ジャンプを購読していて、ワンピースはちゃんとは読んでいなく、適当に見る感じなのだけれど、そこで最初のタイトルの話。
何だろう・・・。
もう批判になってしまうけれど、何か、どんどんワンピースが初期ワンピースから離れていってしまって、何だかなあと思う。
せめて、ワンピース初期みたいな「仲間!!」こそがワンピースであれば、もうそれでよかったじゃんって。
つまり、サンジとかゾロとかウソップにちゃんと見せ場があって、彼らがすごく活躍しているシーンが、好きだったのよ。
もう、今のワンピース、ほとんどの登場人物が「モブ化」しているのよ。
どんどん新しいキャラが出てきて、また今までのキャラも大切にしないといけなくて、そうするとたくさんキャラを登場させるだけの、キャラが誌面上でどんどん小さくなってしまうわけ。
もう、キャラの交通渋滞が起こってしまうわけ。
何か、悲しくなる。
キャラひとりひとりに濃厚な時間を取っていた初期ワンピースと比べて、ある意味雑に見えてしまうというか、悲しい。
何が罪かというと、やはりワンピースが長すぎる(長期連載しすぎた)ということだろう。
ある意味どんどん薄くなっている。
漫画って、こち亀とかゴルゴ的な一話完結パターンなら長期連載は可能だけれど、物語作品ならば、やはりそれは無理なのよね。
長すぎると確実に、作品に見劣りが増えていく。
なので、そもそもワンピースがそれほど好きではないけれど、しかしやはり初期ワンピース(その初期がどの期間までかを言うと難しいけれど。少なくともエース救出以前)はやはり面白かったわけで、それと比べると、今のワンピースはどんどん初期ワンピースから遠ざかっていて、悲しさを感じるという話。
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