8月13日「20歳前後までに平均的に日本人少年少女が感じる私・俺最強思想を2要素に分けて解説する。」

「20歳前後までに平均的に日本人少年少女が感じる私・俺最強思想を2要素に分けて解説する。」

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8月13日金曜日。時刻は午前9時。

20歳前後まで、おそらく大抵の日本人の少年少女は「私こそが最強」「俺こそが最強」という思想に縛られて生きているはずだと思う。

その最強というのは腕力的なものではなくて、精神的な、「俺こんなことやっちゃってますよ」であったり、「こんなこと思いつく俺最強っ!」であったり、実は何も知らない、実はまだ全く社会的には存在していないのに、自分がいなくてはまるでこの世界が存在しないかのような、「この世界は私中心で周っているような」、そんな大人になってみたらそれはただのガキの戯言に過ぎない、ある意味甘いというか、ただ現実は自分が遊ばれていることに気づいてないだけなのだけれど、その若い頃に感じる自分の世界こそ最強・自分は天才的な思想形成とは何なのかを二つに分けて今の僕なりに解説したいと思う。

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一つは分かりやすいのだが、それらの思想はおそらく「自己防衛」のために行われていると思われる。

つまり、実際の所彼ら彼女らの存在は「虚無」であり、有るようで・在るようで・実際に無いに過ぎない。

実際の所20歳前後まで自分こそ天才・自分こそ最強と自分を思っていたら彼らが社会に出ると全くの凡人というか、「何者でもない自分」に気づかされることは多々あると思う。

自分は何者でもなく虚無である。

普通にそんな事実を知ってしまうと、死が近づくというか、生きていても死んでいても変わりなく、はっきり言ってゴミに近いというか、自分が生きようが死のうが何も影響力はなく、自分を信用出来なくなってしまう。

だから、そうした死に対しての防衛反応が、特に若い頃は本能的に働いた結果、本能的に自分は価値があると思うこむように上手く人間は成っているのではないか、という推測。

基本的に年老いた人より若い人の方が価値がある、その価値があるというのはより今後長生きできる、未来を背負う、人間を永続させるという点で。

ただ生きるというだけである意味人間として役割を成立させているわけで、今後年寄りが10年生きられるか分からないなか若者は年齢的にもっと生きられるはずだから、そんな彼らを死なすのはもったいなく、だから若者に対しては虚構の「俺・私最強思想」を本能的に与えることで自分に価値があると思いこませ、上手く死なせないように神様?が設定しているのかもしれない。

そう考えると、人間は上手く形成されているなと思う。

価値がないのに、価値があると思いこませて死なせないって、中々だなと思う。

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そして二つ目の要素。

むしろ、こっちの方が重要で、また見つけにくいものなのだが。

ただ二つ目の要素はちょっと複雑で、今の僕で上手く言語化出来るかどうか難しい・・・。

ただこれは、以前からこのブログで幾度も触れていることと同じだけれど。

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二つ目の要素は何なのかというと、その実は空っぽであるのに俺最強・私最強と若者が思ってしまうのは、実は、正しいというか・・・・。

つまり実際の所やはり最強なのだ、自分という人間が。

ただその最強さを、気づけていない・分からないのが若者であり・・・。

だから大人になるにつて、実際の所社会に触れて自分には何もない・自分はしょうもない生き物だと気づいていくのだけれど、その気づきが実は間違いで、大人になるについて「最強な自分から逃げている」に過ぎない。

つまり、僕たちというのは、若い時、年老いた時変わりなく、「自分最強」であると。

その最強というのは、若い時というのはある意味「与えられた最強」というか、環境に甘んじた最強というのを、若い人は理解していない。

つまり井の蛙というか、井戸の中、その井戸の中には誰もいないか、もしくは友達数人とか、そうした狭い環境で最強最強とかのたまっており、最強というのは結局「他人との比較」であり、狭い井戸からほおりだされた途端、最強ではなくなっていく。

なので若い時というのは最強の範囲が狭い範囲の最強、と言えるのかもしれない。

友達のなかでは最強、とか。

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結局のところその「自分が最強思想」というのはそれだけ「自分を信じている」ということである。

ある意味、その自分を信じるということこそ、生きる上で一番必要なのかもしれない。

生きたい限り、自分を信じれる限り自分は最強であり、その想いが溢れているのが若い時、であると。

なので若者でなくなっても、大人になっても自分の世界こそ最強、しかしそれを認めてもらうためには若い時の友達数人の中での最強ではなく、より広い相手・多くの相手と戦わなくてはならず(それがこのブログの中で僕が言う、最大の敵であり味方は社会理論)、最強である自分をどれだけ信じられるかが、若い時だけではなく死ぬまでの間の自分に関わってきたりする。

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大体、書けたかな?

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