12月18日「死と生活とお金と家と運転と。」

最近、というか定期的に、「死」について考えることが多い。

特に、30を過ぎてからそれがすごく実感してきているというか、20代の時は自分が死ぬなんて遠い未来のように感じていたけど、30代でも死んでいる人はまあまあいて、また40・50代なんてすごくおじさん・おばさんだと思っていたけど、30代からしたらもう結構近くて、また30を過ぎると60・70もある程度近づいてきて、自分のいつか死ぬんだな、というのを日に日に感じていて、恐怖を感じたり、また一方で、これからどうやって自分は生きようかな・生きればいいのかな、と考えたり。

また、会社のとあるお客さんがいて、その人は70歳ぐらいだったけれど、かなり元気のある方で、しかし今週知ったところによると、その人が病気により2・3週間前に急死していたらしい。

そこそこ太っていて、だからお酒とかたばことかまあまあやってそうな人で、そうしたことが原因の急死だったのだけれど、全然その人、死ぬ感じに見えなかったのに、死んでしまった・いなくなってしまった。

その人の急死をきっかけにして、また死について最近考えている。

・・・・。

・・・・。

だから、30を過ぎて、今現在33歳の僕は、もうそれほどやれることは少ないというか、10代・20代の頃に感じた「時間の無限さ」はもうなくて、日々、何かを選択して、何かをやらないと、自分もすぐ、死んでしまうという実感を、強く感じている。

(とはいっても、それほど特にやりたいことはないのだけれど。)

とはいっても、無理やりやらないといけないことがない今の自分の状況は、まあまあ幸せだと思う。

(それほど、無理強いしてお金を稼ぐために時間を捧げる必要がない、という意味)

・・・・・。

無限ではなく、何事も「有限」であるなあと、日々感じている。

また、話変わってしまうけれど、その日々も、ほんと一瞬で過ぎ去っていくから、だから、その一瞬で過ぎ去っていく日々が、とても貴重だなあ、と、しかしベッドでゴロゴロというか、身体を休めながら、思っている。

・・・・。

・・・・。

・・・・。

繰り返しのことになるかもしれないが、現状の自分は満足というか、おそらく僕はこの数年である程度、「自分探し」にめどがついたのだと思う。

(実際の所、死ぬまで僕たちは自分探しなので、自分探しが終わることはないが。)

その自分探しの物理的結果とは、やはり自分の家の「部屋」であったり「本棚」であったりと感じている。

つまり、自分の安心するモノ、好きなものをこの数年で集めて、部屋に置いたり倉庫においたりすることで、自分が心落ち着く場所を作ることが出来た。

結局僕たちはみな、等しく「家(休む場所)」に帰っていく。

どこかに大冒険に出掛けたとしても、一番重要なのは「どこに帰るか」・「どのような場所に帰るか」であったりする。

どこかに行くのが重要ではなく、誰に会うのかが重要ではなく、まず第一に重要なのは「どこに帰るか」であると思う。

そういう意味で僕は、自分が帰る場所を、自分の好きなものが置いている場所を、ここ数年で作ることが出来て、それでおそらく、僕の人生の半分は終わった・完成した、と言ってもいいと思う。

だから、そういう意味で、自分にとってお金をかける時に優先順位が高いのは「物理的な書物」、ということになる。

僕、だから、電子書籍に価値を感じてないというか、家に帰って、本棚に物理的に本が置いてあって、それをふと眺めることに気持ちよさを感じるのだと思う。

それを一から読まなくても、そのタイトルを眺めるだけで満ち足りるというか・・・。

なので、お金の使い道として、書物もそうだけど、いかに今の自分の日常を継続させるか、それに、それだけにお金を使うことで、僕はもう、まあまあ満足であり、日常を維持するために優先的にお金を使うべきだと思う。

(何か新しいことに、その場的に、一過性でお金を散財するより、日々の生活の維持・向上にまずは使う。)

・・・・・。

・・・・・。

死の話から離れたけれど、死を想うと結果として、自分の「生活」を思う、ということになるのだと思う。

・・・・。

・・・・。

それにしても、人は死ぬものだなと、そのお客さんの死によって、改めて感じさせた。

死。

・・・・。

それに関して言うと、やはり、僕は、「車の運転」が、今生きていて、あまり好きではない、出来るなら避けたいなあと感じつつ、しかし外すことが出来ない。

車の運転は、自分が死ぬならまだしも、誰かの死を奪いかねないから、だから僕は、運転はめっちゃ遅くは知ることが多く、40~50kmで走ることが多い。

また、ほんと、大型トラックがこわく感じる。

あれに追突されたと思うと、自分は一瞬で死ぬなと思うと、そういうこわさを、運転していて日々感じてしまう。

運転が、今生きていて一番こわいかもしれない。

・・・・。

・・・・。

・・・・。

12月18日土曜日。時刻は午前9時。