「ぼくが今の部活でやろうとしていること」
簡潔に言えば、ただ一つの言葉を磨くこと。
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12月25日金曜日。時刻は午後9時。
何だろう・・・、別にたいそうな活動でもないし、別に大きく声を荒げていうことでもないのだけれど。
しかし小さいながらも確実にこの部活は、今の僕にとって「依り(所)」になっているのだから、僕にとって大切なもの・ことだから、それを改めて確認するために、こうして文章を綴っている。
僕は今僕がやっている部活で何をやろうとしているのか。
それは別に大層なことではなく、また全然クリエイティブなことではなく、単純に、そしてとてもしょぼく、ただ「一つの単語」を磨いている。
つまり、僕は長い時間をかけて(今後いつまでこの部活をやるのか分からないけれど)、ただ一つの言葉に依り、また一つの言葉をより「その言葉らしく」しようとしている。
それも、僕ひとりでやるのではなく、また、僕の力をほぼ使わずに・使えないから、賛同してくれる人の手を借りて。
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一つの言葉を作る、一つの言葉に依る。
結局僕たちというのは、何も持つことが出来ず、唯一手ぶらで持てるものといったらそれは「想い」であり「思考」でありつまり「言葉(もしくはそれは数字)」であると思う。
頭の中のものしか、例えば今いる場所を離れて、旅行などに出掛けている時、僕たちは持っていくことは出来ない。(一応ある程度、持てる範囲で持ちものを持っていくことは出来るけれど。)
その点、言葉は持たずして持っていける。
重さがなく、頭の中に言葉は持っていける。
また、常に、どこにいても僕たちは言葉に縛られていると言える。(プラマイゼロ、いやむしろマイナスか)
今、僕の部活で作っている(作っているという言葉は間違いかもしれない。その言葉の周りにその言葉に関連するものが寄ってきている、また寄らせている、の方が正しいかも。話全然変わるけど、今初代ガンダム見ていて、リュウさんが死んだ辺りで悲しい。←ww)
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一つの言葉を磨く。
一つの概念を、より形作っていく。
例えば「エモい」という言葉がある。
この言葉は、たくさんのものが詰まっていると思う。
それは使う人によってその人が経験したエモいが、頭の中で想起されてくるから。
人の数だけエモさがあるし、人の数だけエモいという言葉に重さや意味が付与されていく。
言葉を作る。
言葉を磨く。
言葉をより、意味のあるものにする。
僕の部活は単に、一つの単語でそれをやっているに過ぎない。
しかしその一つの単語を磨くことで、いつでも、どこにいても、その単語が頭によぎれば、その言葉に「依る」ことが出来たり、その言葉に「還る」ことが出来る。
僕にとって、そういう意味のある、もしくは全く意味のない言葉にする。
その言葉が自分であり、その言葉が他者であるのもを、僕は磨こうとしている。
どこに行っても、何も無い。
どこに行っても、自分の居場所なんてない。
しかし、言葉だけは、ついてきてくれる。(もしくは追ってくる。悪い意味で。)
自分にとって「依れる」言葉。
それを僕は、この部活で磨こうとしている。
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