「物語作品とは何か。それは、思うに、「歴史書」だと僕は思う。」
結局僕たちが作品(漫画、映画、小説、ドラマ)に惹かれるのって、僕たち自身を表現しているからであると思う。
その僕たちを「凝縮」させたというか。
人の人生を、喜怒哀楽、哀しみ嬉しみを表現してくれたのが作品だと思う。
だから作品は、僕たち以上に生きていると言えるし、僕たちが自分たちの人生の時間を使ってでも消費したいものであると思う。
基本人は食事さえできていれば生きることは出来るが、その欲求と同等ぐらいに「僕たちとは何か」「生きるとは何か」を知りたいと思っていると思う。
僕たち。
それはこの長い年月の中で今という刹那だけに生きている存在。
僕たちは不安である。
自分という存在が分からないし、また世の中、社会、他者が全く理解出来ないから。
それを理解するために、作品というのがあると思う。
実際に痛い思いはしたくないけれど、戦争というのがどんなのか知りたくて戦争モノの作品を見たり。
また自分で出来る恋愛は限りあるけれど、作品に触れることでより複数、恋愛というのを知ることが出来る。
作品とはそういう、僕たちの根源的欲求である「知」を最大限に満たしてくれる存在だと言える。
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1月9日土曜日。時刻は午後3時。
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